楽しみながら中高生の職業意識を啓発する

文部科学省の職業能力向上支援事業に取り組んでいる「特定非営利活動法人 キャリア教育推進協議会」。県内にある中高校に無料で教材の提供と講師を派遣し、生徒たちが自分らしい進路選択をするための力をつけ、自立していくことを目的に活動している。
「お金の活用学習プログラム」では、高校生が一定の月収を想定して、就職や恋愛など、人生の節目でどれだけの出費があるかシュミレーションするゲームに挑戦。楽しみながら、リアルな金銭感覚を身につけることができる。「職業体験講座」では、美容・観光・マスコミ・機械・建築・医療など、16職種を用意。その職業に携わるプロから指導を受け、憧れの職業が実体験できる内容で、自分に合った仕事なのか確かめることができる。
協議会では、就職活動に向けた心構えを養う「ニート予防のためのマナー講座」も実施。元ニートによる自立支援講座や予防講座、アドバイザー養成などを行い、地域のサポートステーションとしての活動も行っている。