幻といわれる沖縄在来種「今帰仁アグー」をおいしく味わう

沖縄のブランド豚として人気を集めているアグー。中でも幻のアグーとして、注目されている「今帰仁アグー」は、純粋な島豚として大切に育てられた貴重な豚肉だ。
その「今帰仁アグー」を気軽に味わえるのが、今帰仁村湧川にある「和風喫茶 佗助（わびすけ）」。地元客を中心に、近隣ホテルの宿泊者やドライブ途中の観光客も訪れる人気のお店だ。
イチオシは「アグースーチカー定食」。スーチカーとは豚の塩漬けのことで、豚肉にまんべんなく塩を塗り込み、丸2日ほど寝かせ、30～40分ほど茹でた後、薄くスライスして軽く焼き上げる。特別な味付けはないのだが、ひと口ほおばると、ジューシーな肉汁とさっぱりとした脂身が楽しめ、旨みとコクを併せ持った肉の絶妙なバランスを堪能することができる。ビタミンB1が豊富で、コレステロールが低いのも魅力のひとつ。ハンダマーやモーウイ（赤毛瓜）といった地元の島野菜と一緒に食べれば、栄養バランスもバッチリ！
店内は、ゆったりと開放的な和空間で落ち着いた雰囲気。のんびり食事を楽しむのはもちろん、酒をたしなむ店としても活用できる。