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  1. Special3 沖縄そばを食べ尽くせ!

トリコガイド沖縄

Special 3 沖縄そばを食べ尽くせ! 歴史の深い名店から新しい風を吹かせる個性派まで、お店の数だけ味とこだわりがあり、受け継がれた思いがある。食べ比べでその魅力に迫るべし。
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沖縄そばのキホン

沖縄そばっていうけれど、日本そばとはどこが違うの?
一番の違いは麺にある。日本そばではそば粉を使用するが、中国由来の沖縄そばでは小麦粉のみを使用する。うどんと中華麺の間のような独特の味と食感で、ダシのベースは豚や鰹が主流だ。
ソーキや三枚肉、てびちって何?
沖縄そばでは、甘辛く煮込んだ豚肉がのるのが主流。ソーキとはスペアリブ(骨つきのあばら肉)、三枚肉とは皮つきのバラ肉、てびちとは豚足のこと。あっさりとしたスープとの相性も抜群だ。
どんな具材が使われているの?
豚肉以外では、かまぼこや卵焼き、しょうがといった具材が多い。ほかには、ゆし豆腐、ふーちばー(よもぎ)、野菜炒めといった沖縄独自の食材が使用されることもあり、各店の個性がうかがえる。
そばアイコンの説明

まずは名店11選

STANDARD

昔ながらの味を守り、時代の流れとともに
地元の人たちに長く愛されてきた「名店」の味を知っておこう!

自家製麺 金月そば 読谷本店

[中部] 粉選びから手間を尽くした自家製麺

もっちりとした食感、のど越しのよさ。沖縄そばでは珍しい、県産小麦を使った自家製「生麺」。「お店でしか食べられない沖縄そばを」と、手間を惜しまないこだわりが詰め込まれた麺は、メニューによって変わるスープとの相性も考えてつくられた3種類が使い分けされ、看板メニュー「金月そば」はもちもち食感のちぢれ太麺。化学調味料を使用しない鰹だしのスープにもよくからむのであっさり味のスープながらも満足感が味わえる。うつわは読谷のやちむん(焼物)を買いつけており、外見までこだわり抜かれた一杯。

SOBADETA
… ちぢれ麺(自家製麺)
… 鰹、豚

波布食堂

[那覇・首里] 圧巻の“どデカ” 盛りがお目見え

そばやカレー、チャンプルーなどメニュー豊富。どれもボリューム満点で「本当に一人前?」と驚くほど。カツ丼と人気を分け合う肉そばは、うつわからこぼれんばかりの肉と野菜炒めが圧巻。どれだけ食べても麺が出てこないほど肉と野菜がたっぷりのせられる。

SOBADETA
… ストレート(内間商店)
… 豚、鶏、鰹

首里そば

[那覇中心部] 昔ながらの名店の味を継承

かつて首里にあった名店の味を受け継ぐ首里そばは、首里城のすぐ近くに立地する人気店。こだわりの自家製麺には塩を使わないほか、漂白などもいっさいしない。麺のコシが何より重要なため、早朝から時間を掛けて打っている。鰹と豚がベースの澄んだスープはコクが深く、どこか懐かしさを感じさせてくれる。

SOBADETA
… ちぢれ麺(自家製麺)
… 鰹、豚

高江洲そば

[那覇中心部] 滑らかなゆし豆腐入り

豚をベースにしながらも、あっさりと食べやすいスープの味にファンが多い。スープは、こまめに脂を取りながら大鍋で8時間炊くことで、ゼラチンやコラーゲンの旨みがたっぷり溶け込む。伝統食品のゆし豆腐とマッチした元祖ゆし豆腐そばは、奥深い味わいで評判。

SOBADETA
… ちぢれ麺(照喜名製麺所)
… 豚、鰹、昆布

きしもと食堂

[北部] 最も歴史ある沖縄そば専門店

創業は明治38年。昔ながらの木灰を利用した製法を守る老舗だ。もちっとした太めの麺はコシがあり、豚や鰹の旨みがしっかり出た甘めのだしとよくからむ。三枚肉と赤肉の2種がのる具材や、味の染みわたったジューシーも存在感抜群で、さすが老舗と唸ること間違いなし。

SOBADETA
… ちぢれ麺(自家製麺)
… 鰹、豚

浜屋そば

[中部] 老若男女に愛され続ける味

鰹をベースに、豚と鶏からもしっかりとダシをとり、やさしい塩味に仕上げたスープに、地元の人から観光客までファンが多い。とろけるような食感のソーキもやみつきになる美味しさ。卵焼きが彩りとやさしい甘みを添えてくれる。

SOBADETA
… ちぢれ麺(照喜名製麺所)
… 鰹、豚、鶏

我部祖河食堂 本店

[北部] ソーキそばの元祖はコチラ

今では一般的になったソーキそばを、精肉店をしていた創業者がおよそ50年前に生み出した。昔と変わらず長い時間を掛けてじっくり煮込む肉は絶品。北部を観光する際はぜひ立ち寄りたい。

SOBADETA
… ちぢれ麺(自家製麺)
… 豚、鰹

鶏そば屋いしぐふー 港川店

[中部] あっさり個性派の地鶏だし

時間を掛けやんばる地鶏を煮込んで、あっさりしながらもコクのある乳白色のスープを完成させた。手もみされた自家製麺の上にのるあっさりむね肉と炙ったムネ肉は、個性ある深い味わいでやみつきの美味しさ。

SOBADETA
… ちぢれ麺(自家製麺)
… 鶏

玉家 本店

[南部] とろとろソーキ×透明スープ

亀濱製麺所の歯ごたえのある細麺に馴染むようにつくられたスープは、豚肉を一日掛かりで煮込んでしっかりと旨みを引き出した自信作。あっさりとしてすっと体に溶け込んでいくようで、クセのないソーキともバランスがよい。

SOBADETA
… ストレート(亀濱製麺所)
… 鰹、豚

てぃあんだー

[那覇中心部] 太さを選べる自家製生麺

太麺と細麺から選べる自家製麺が評判。ふーちばー(よもぎ)を練り込んだ風味豊かな生麺を使った「ふーちばーそば」は、三枚肉と生のふーちばー、しょうががのるという個性派だが、その味がやみつきになる。観光客だけでなく、地元の人たちにも愛される名店だ。

SOBADETA
… 太麺 or 細麺(自家製麺)
… 鰹、豚、煮干し

すーまぬめぇ

[那覇中心部] 古民家で上品な一杯を

ソーキやてびち、三枚肉などの具材がどれも大きいことで知られている人気店。その他の具は針しょうがとねぎというシンプルな構成で、旨みが凝縮された上品な味わいのだしをじっくり楽しめる。口の中でホロホロと崩れるほど軟らかな絶品ソーキを豪快にいただきたい。

SOBADETA
… ストレート(西崎製麺所)
… 豚、鰹、鶏、昆布
そばアイコンの説明

あっと驚く個性派5軒

ORIGINAL

地元の人々も驚く個性派そばが揃いました。
あなた好みの味がきっと見つかります!ぜひ、挑戦してみては?

本格炭火炙り沖縄そば 島豚家

[北部] 食らえ、愛でいっぱいの沖縄そば

全国で日本料理の修行をしてきた腕利きの店主が贈る、ド迫力のこの一杯。「とにかくとびきり美味しい沖縄そばをつくろう!」と、県産島豚ややんばる地鶏などの素材をぜいたくに使用している。麺は自家製手打の生麺で、もちもちでしこしこの食感がたまらない。臭みのない自家製コーレーグースを入れると、スープがまろやかになり旨みとコクが増す。

SOBADETA
… ちぢれ麺(自家製麺)
… 鰹、豚

沖縄そば あじゃず

[那覇中心部] 沖縄そば×JAZZのコラボ

那覇の安謝(あじゃ)にお店があって、店内でJAZZが流れているから「あじゃず」という店名。なんとも斬新なJAZZ愛と、軟らかく煮込まれた三枚肉が特徴的な絶品沖縄そばの組み合わせは、JAZZを知らなくてもクセになるかも。店内はグリーンで飾られ、ファミリーから中高年の方、女性一人でも気軽に入店できる。なめらかなメロディを聴きながらゆったりと沖縄そばをどうぞ。

SOBADETA
… ちぢれ麺(自家製麺)
… 鰹、豚

屋宜家

[南部] 磯の風味が爽やかに香る

沖縄ならではの栄養豊富な海藻・アーサ(あおさ)が練り込まれた翡翠色の自家製麺が珍しいアーサそば。つるっとしたのど越しが印象的。トッピングにもアーサがたっぷり入っており、爽やかな香りで箸が進む。鰹ベースの自然な味わいのスープとともに、磯の香りを感じよう。

SOBADETA
… ストレート
… 豚、鶏、鰹

沖縄そば専門店 南部そば

[南部] プルプルてびちに、恋をした

手づくりの生麺はふたつの小麦をブレンドすることでツルっとした食感ともっちりとしたコシを実現。仕上げに手もみで優しくちぢれさせます。豚骨、鶏ガラを10時間煮込み、昆布と鰹だしを混ぜたコク深いスープと相性バツグン。

SOBADETA
… ストレート
… 豚、鶏、鰹、昆布

OKINAWA SOBA EIBUN

[那覇中心部] 沖縄そばをオシャレに

雰囲気はまるでカフェバーのようなこのお店。しかし沖縄そばの味は本格的だ。
朝7 時半から提供されるそばだしを使った玄米おにぎり和定食や、おにぎり弁当にも注目。朝から健康的に過ごせるぞ。

SOBADETA
… ストレート
… 豚、鶏、鰹

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