トリコガイド沖縄

那覇の中心
那覇のど真ん中はここです。
食、観光、経済と、沖縄のすべてが集まる場所。
大通りからすーじ道の隠れた名店まで、那覇を丸ごと味わい尽くせ。
国際通り

戦後の復興の証 奇跡の1マイル

沖縄県民の心に深い傷痕を残した沖縄戦。戦後、荒れ果てた那覇の街で奇跡の復興を遂げた「国際通り」。それは当時の県民にとって、沖縄の未来を照らす希望となった。そして今、国際通りは県民のみならず県外、そして国外の人々であふれる沖縄一の繁華街となっている。
個性あふれる土産物店、カラフルでオシャレなショップ、独特な食材が並ぶ市場にチャンプルー文化を象徴するようなレストラン。そして何より、そこで過ごす人々の温かい笑顔こそ多くの人々を惹きつける魅力なのかもしれない。ここから沖縄の旅をはじめよう。
第一牧志公設市場

戦後60余年続く沖縄庶民の台所

戦後にヤミ市として誕生し、70年近くも県民や那覇市民の台所として親しまれてきたこの「牧志公設市場」。130以上もの店舗がひしめく店内には、カラフルな亜熱帯の魚やマンゴー、パッションフルーツ、ゴーヤーなどの南国のフルーツや野菜、そしてインパクト抜群のチラガーなどの食材がいっぱい。珍しいものばかりなので、県外・国外の観光客に人気。2階には購入した食材を料理してくれるレストランがあり、沖縄料理を味わうことができる

国際通り屋台村
さまざまな食を通じて沖縄の文化を伝える
島の文化を守り、そのよさを伝え、人々の交流が生まれるスポットとして那覇市国際通りの旧グランドオリオン跡に2015年に誕生したこの「国際通り屋台村」。20軒ものユニークな屋台を昼から夜まで楽しめるほかに、離島の情報発信・観光案内をしてくれる施設もある。

フォンタナジェラート
カラフルなジェラートで見てるだけで楽しく!
コクのあるミルク系ジェラートには玉城牧場の牛乳を使っているなど、県産のものや厳選した素材を惜しみなく使用している。常時16種類のフレーバーを用意し、季節によってフレーバーを変えているので何度食べても飽きない。

Cafe Street CHATAN COFFEE
居心地のいい隠れ家カフェ
朝8時からOPEN、朝食にもオススメ。店内は狭いが、店員との距離も近く、オシャレで居心地バツグン。店先のパラソルの下で過ごすのが気持ちいい。料理の素材も新鮮。

H & B ジェラ沖縄 牧志店
県産フルーツを使った低カロリージェラート
添加物をほとんど使用せず、低脂肪・低カロリーで身体に優しいジェラート。県産フルーツをたっぷり使っているので、フルーツの味が濃厚でコクがあるのに後味さっぱり。
グルメ
ザ・沖縄グルメを食す
独特の食文化が息づき、あれもこれも食べたい沖縄グルメ。
沖縄一の繁華街・那覇周辺なら、徒歩圏内ですべて叶います。
味噌めしや まるたま

自慢の味噌を美味しくいただく
1850年頃に創業したという琉球王家御用達の「玉那覇味噌」は、今でも大豆・米・島マース・麦のみを使用し昔ながらの木樽にて天然醸造で熟成させている。その無添加で身体に優しい味噌を使った料理を提供してくれるのがこちら。
高良食堂

飾り気のない“ 沖縄リアル”
創業40年以上の歴史をもつ高良食堂は、女将が創業し、現在は2 代目が切り盛り、そして孫が修業中という、家族で味を守り続けている食堂。
冷やし中華からステーキまで、幅広いメニューが揃っている。
三笠

素朴な家庭料理をワンコインで楽しめる
国道58号線近くにある創業50年の大衆食堂。メニューのほとんどがワンコインで、おかずを頼むとご飯と味噌汁が付くので、おかずの名前で注文するのが沖縄流。
24時間営業で、昼夜を問わず常連客で賑わいを見せる。
ゆうなんぎい

沖縄家庭料理のスタンダード
沖縄の返還前より地元の主婦だけで切り盛りしてきた老舗。「メニューに載っているものはすべて手づくりだから、どの料理にもこだわりがある」と語る女将。沖縄県産の野菜を使うなど地産地消の意識も高い。これぞまさに沖縄のおふくろの味。
ジャッキーステーキハウス

沖縄の食文化を支える1軒
創業64年を迎える老舗。嘉手納町からはじまり、那覇市の辻へ移転後、16年前に現在の場所へ。オーストラリア産牛肉を使用したステーキを目当てに、開店前から行列ができる人気ぶり。ステーキを注文すると、サラダ、スープ、ライスまたはパンが付いてボリュームも満点。
小桜

話に花が咲く、味のあるカウンターで一献
賑やかな社交街の入口、赤提灯が目印のお店。創業61年で那覇で一、二位を争う老舗の居酒屋で、メニューは定番の沖縄料理にオリジナリティーを加えた厳選17品だ。新旧が共存した空間はリピートしたくなる。
カフェ&スイーツ
“やさしい” が詰まった空間
手間ひまを惜しまずにつくられるものには、愛情とぬくもりが宿る。
ヘルシーでノスタルジーな沖縄の絶品スイーツ&カフェ。ほっこりしよう。
ピパーチキッチン

愛情込もった定食に石垣島特産のスパイスを
ピパーチとは、石垣島に広く自生する島コショウのこと。料理にスパイスやハーブを巧みに使って、プラスαの味を表現する。島野菜でつくるおかずが付くランチの定食は、毎日6種類。
[o H a c o r t é B a k e r y]

日常の暮らしを素敵にデザイン
沖縄を代表するベーカリー「オハコルテベーカリー」。ガラス張りの外観と、カウンター上のメニューボードが目を引くハイセンスな空間。メニューブックには料理のレシピが載ってたりと、食と住を楽しむヒントが満載の楽しいお店。
千日

見た目は豪快だけど口溶けは繊細!
これでもかというほど大きなタワー型のぜんざいで有名。約25㎝という高さに最初は圧倒されるが、口の中に入れるとすっと溶けるきめ細かな氷なので、意外なほどすぐに食べきれる。金時豆は煮込んだ後に半日から一日置いてじっくりと味を馴染ませるなど、手間を掛けた仕事がうかがえる。
実身美

3 つの「み」が織りなす健康ごはん
黒胡椒・与那原ひじきなど、アンチエイジングや東洋医学の「腎」の助けになる食材と、オーガニックスパイスを炒めた自家製薬膳カレーがイチオシ!週替わりの健康ごはんは、ランチとディナータイムでのみ提供。
流求茶館

香り高い中国茶でリラックス
台湾のお茶に魅了されたオーナーが2005年2月にオープン。「中国茶芸師」の資格をもつ。こじんまりとした店内は、とても居心地がよく、毎日でも通いたくなる。台湾茶を中心に豊富な種類のお茶が揃っており、自分でお茶を淹れられる。
Vita Smoothies

素材感あふれるスムージー
沖縄の人に、普段口にする機会が少ない果物や野菜を手軽にとってほしいと創業。つくり置きはいっさいせず、注文を受けてからつくりはじめるので常にフレッシュな味を楽しめる。ベリーやキウイなどが入ったピュアボディ・スムージーは女性に人気。
浮島通り
浮島通りでオシャレ時間
那覇でも感度の高い店が集まるのが、浮島通り。
店内のレイアウトも可愛い空間でちょっと休憩していきませんか?

浮島ガーデン
島野菜を食べて一日を健康的に
那覇市松尾にある「浮島ガーデン」では、県産の美味しい野菜をふんだんに使った料理と一緒に、珍しいオーガニックのワインを楽しむことができる。料理で使われる野菜は、自然栽培と有機農法にこだわるハルサー(農家)さんから仕入れた採れたれの無農薬野菜。さらに心も身体も元気になれるマクロビオティックの考え方を取り入れ、イタリアン・フレンチ・アジアンなどさまざまなスタイルで「島やさい料理」を提供している。素材や製法にこだわってつくられた特別なオーガニックワインとの相性はバツグンだ。

食堂faidama
もりもり食べて元気いっぱい
「ふぁいだま」とは八重山の方言で「食いしん坊」を表す言葉だ。その店名通り、お店を営む夫婦も食べることが大好きだという。そんな夫婦がつくるメニューはどれもお腹いっぱい食べられて、味も美味しいものばかり。沖縄県産の食材を豊富に使った定食を4〜5種類楽しめる。素材を生かした味わいだから、県産食材を多彩に味わって。元気になれる食堂へ足を運んでみては。

cafe プラヌラ
ミステリアスな裏通りのカフェ
クラゲの子どもを意味する「プラヌラ」という店名には、クラゲがゆらゆら漂うように力を抜いて寛いでほしいという思いが込められている。紅茶は飲み方によって茶葉を替える本格派。店主の心遣いが上質な時間を生み出している。

コトノハ+mogmog食堂
空気感がかわいい古民家居酒屋
秘密基地のようでワクワク感のある入り口を通りから地下へ降りるように進むと古民家を改装したなんとも不思議な店内へ。手間暇かけて長時間じっくり煮込んだ自家製の牛すじ赤ワイン仕込み(¥580)は大人雰囲気の絶品。
浮島通りのお土産
自分へのお土産探しはこちらで
ひとつ路地を入ったら、素敵な小物が並ぶショップが立ち並ぶ。
自分にピッタリのこだわりのオシャレお土産を見つけ出そう!

anshare
美しくこだわり抜いた革製品のセレクトショップ
ミシンの音が響く店内の中、個性と感性溢れる作品ばかりを揃えたセレクトショップ。人が一つひとつ思いを注いで仕上げた革製品を販売している。作り手たちの思いも一緒に伝えることで、使い手との橋渡しをと願いが込められている。品質のいいヌメ革に、付属する金具はすべて真鍮を使うというこだわりよう。だからここの商品は丈夫で長く使うことができる。また、お店は工房と一体になっているので、一枚の皮から商品になるまでを見ながら買い物ができる。スタッフはみんな職人なので、革から選んでつくるカスタムオーダーや、商品の名前入れなども気軽に相談ができる。

GARBDOMINGO
現代× 伝統の新しいアイテムを
「GARB DOMINGO」は沖縄で新しい暮らしのかたちを提案することをコンセプトとしたセレクトショップだ。プロダクトや、たくさんの作家さんたちが生み出す陶器・漆器・紅型・織物やガラスなどは沖縄の古くからの伝統や文化を継承しつつも世界中に散らばりかたちを変えた沖縄のエッセンスも取り入れ、シンプルかつクオリティの高い、現代人の生活にあった商品に仕上がっている。それはきっと、日々の生活空間に刺激を与えるスパイスのようなものになってくれるはず。世界各地の機能美を合わせもった、選りすぐりのアイテムとの出合いを楽しんで。

La Cucina Soap Boutique
天然成分でさらに美しく
イタリア語で「キッチン」を意味するこのお店。看板商品の石鹸は、素材から製造方法までこだわった特別製。優れた美容効果をもつ高級植物性天然油脂を使っており、その成分が壊れないように自然発生する熱だけでつくるコールドプロセス製法で2ヵ月掛けてつくっているという。だから敏感肌にも優しい。ほかにも、クチャや月桃など沖縄の天然素材を使用したボディーソープも販売している。
琉球ぴらす 浮島通り店

沖縄モチーフのゆるかわTシャツ
「生活の中にいつも沖縄を感じていたい」、そんなコンセプトの下に衣類や雑貨を取り揃えている琉球ぴらす。特にTシャツのバリエーションは豊富で、シーサーや紅型などの沖縄の伝統行事や工芸をモチーフにした品々が揃う。
Kamany

暮らしの今を彩る壺屋焼
窯元・育陶園のブランドショップ。“時を重ねていく器” をコンセプトに、日々を大切に、充実感を味わうこだわりの壺屋焼を提案する。伝統文様をリメイクするなど、デザイン性が人気。土、釉薬も工房でつくる、すべて手づくりの職人技の結晶だ。
オキナワグロサリー

身体に優しい食品がてんこ盛り
観光客や地元の人で賑わう牧志公設市場。その周辺に店をかまえる「OKINAWA GROCERY」ではピクルスやさんぴん茶、ジャムなど、沖縄県内で丁寧につくられた食品を中心に販売している。
MAXI MARKET

つくり手の温かみを感じる品
山ひつじ舎の陶器や清天のガラスなど、沖縄の作家の手づくり雑貨と、オリジナルアクセサリーを販売する。「ひとつとして同じものがない、作品に込められたつくり手の想いが伝えられるようなお店にしたい」と店主の熊谷さんは話す。
琉球玩具 ロードワークス

自由な発想で創る琉球玩具
豊永盛人さんが、伝統的な沖縄玩具を探究しつつ「つくったものが100年先の未来にどう残っているか」を考え、新たなモチーフの作品も意欲的につくる。昔ながらのつくり方の玩具は風化や劣化といった不完全さも魅力のひとつとして楽しめる。
沖縄手作銀細工 琉 FACTORY & SHOP

特別なシルバーアクセサリーを手に入れる
東京やパリなどのフィールドで活動し商品展開をしてきた銀細工のつくり手、大學清氏が手掛けるシルバーアクセサリーを販売するお店。一つひとつ手仕事によって仕上げられるアクセサリーには、つくり手の想いと沖縄のぬくもりが込められている。日々に添えるアクセサリーから特別な時間を飾るアクセサリーまで、沖縄にこだわったオリジナルのシルバー作品をその手に。
ALOHA STORE MOUNTAIN OKINAWA

沖縄でもアロハ〜♪
浮島通りにある、アロハシャツの専門店。ここだけのオリジナルアロハをはじめ、ハワイやカリフォルニアからわざわざ買い付けた良質なビンテージやユーズドアロハシャツも多数取り揃えており、品揃えも自慢。他にもゴールドやシルバーのハワイアンジュエリーやアクセサリーも販売しており、自分だけのオリジナルジュエリーがオーダーできる。
栄町
ディープな栄町にいざ潜入
昔からある老舗から、おしゃれなお店まで、知る人ぞ知る夜の町。
夜の食べ歩きをたんまり楽しもう!

おでん東大
おでんの美味さは日本一レベル!?
食事も終わって「さあ、2軒目はどこへ行こうか」と思ったら、「おでん東大」のおでんはどうだろうか。なんとこのお店、オープンが夜の21時半とかなり遅いのだ。それでも、ここは毎日人がいっぱいの人気店だ。ひっそりとした外観に、どこか懐かしい食堂風の内観。料理の数は豊富で、どれも絶品。特にお店自慢のてびちは、表面はカリカリに焼かれているのに中はとろけてしまいそうなほどトロトロだ。味もしっかり染みていて美味い。朝の4 時まで開いているので、何次会でもゆっくりと食事と会話を楽しむことができる

うりずん
「どぅる天」生みの親です
1972年創業。沖縄の家庭料理から宮廷料理まで豊富なメニューを揃える。中でも人気なのが、今では家庭料理の定番となった「どぅる天」。豊富な銘柄の泡盛と味わおう。
栄町貝専門酒場 ひいき屋

たくさんの貝料理をたらふくいただく
なんとこのお店は旨い貝を心ゆくまで味わうことができる、沖縄で唯一の貝料理専門店。昭和の雰囲気が漂う店内は、これぞ大衆酒場といった感じで居心地がいい。ここでは常に約20種類ほどの貝を仕入れており、「貝料理ってこんなにたくさんあるんだ」と思うほどメニューが豊富。オーダーに困ったら、1人前¥1,000 のおまかせコースを選んでみて。栄町に寄ったらぜひ足を運びたいお店だ。
山羊料理 美咲

一度は食べたい山羊料理
創業60年以上の山羊料理専門店。沖縄では昔から山羊を食べられている山羊汁や刺身などの料理でいただける。
山羊特有の生臭さが抑えられた新鮮な肉は、ビギナーでも食べやすい。
村遊び

沖縄人の温かさに包まれる
20種以上の泡盛・銘酒が揃い、珍しい銘柄や古酒にも出合える。島ダコや島魚・赤仁ミーバイの刺身をはじめ、島産食材を使った沖縄の日常料理が美味しく、酒が進むこと請け合い。地元客に愛される名店だ。