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  1. 麗泉書道教室 下地麗泉先生

麗泉書道教室 下地麗泉先生

穏やかな笑顔で子どもたちの心を掴む書道講師 下地麗泉先生 穏やかな笑顔で子どもたちの心を掴む書道講師 下地麗泉先生

那覇市泊の書道教室「茅原書藝會 麗泉書道教室」。
2011年にオープンしてから、ほぼクチコミで生徒さんが集まっているという人気の書道教室です。
現在は八重瀬校もオープン。
“仕事が趣味。毎日楽しいことをして一日が終わるのがありがたい”
と話す主宰の下地麗泉先生に、習字の魅力とその指導について伺いました。

礼儀作法が身につく「道」の学び

麗泉書道教室泊校は2021年12月1日で11年目を迎えました。八重瀬教室は8年目です。両方の教室を合わせると、子どもから大人まで250名くらいになります。
茅原書藝會(ちはらしょげいかい)は、沖縄県内でおよそ80の支部と6000人の会員がいて、各地で書道を学んでいます。代表の南龍先生がいつもおっしゃるのは、書道というのは「道」という文字に表されるように礼儀作法をきちんと教えなさい、ということです。うちの教室でも習字だけではなく、あいさつやマナーといった礼儀作法を大事にしています。

書道との出会いは小学5年生

私自身は宮古島生まれで書道を始めて35年くらいになります。昔、南龍先生が書道を広めたいという想いから各地の学校で講習会を開いていました。宮古島へも月1回いらしていて、そのときから通うようになり、進学と同時に本島へ移り住んで続けています。先生には小学校5年生のときからお世話になっているのですが、初めて先生の字を見たときに、線がキラキラと輝いて見えたんです。それで自分は絶対書道で生きていくと決心しました。
書道の魅力は、やはり「終わりがない」というところでしょうか。書いても書いても、もっと上を目指したくなる、満足というのはなくてずっと書き続けたくなる、というところだと思います。

「忍耐力」や「集中力」を養う書道と、お家にいるような雰囲気づくり

書道は集中力や忍耐力ともいわれているのですが、子どもたちはそれぞれ書きたいと思う日があれば書きたくない日もあったりして様々なんですね。
それでもやっぱりあきらめないといいますか、一生懸命がんばる心を持ってほしいなと思って、それを伝えられるよう日々努力しているところです。
その日のお稽古が終わったら、帰る前に正座をしてあいさつをするのが決まりになっています。
最初は目が合わせられなかったり、だらだらしてしまう子がいたりといろいろですが、次第にきちんとあいさつができるようになります。また、お稽古の中で紙を折ったり、道具を片付けたりというのは全て自分でやってもらいますが、不思議とどんどん周りを汚さなくなってくるんですよ。そうしているうちに今度は流しまできれいに洗って拭いてから帰る子も出てきます。書道を学んでいく中でこうした子どもたちの成長を見るのもうれしいです。
今はご両親共がお勤めされている家庭も多いので、学校帰りにくる子どもたちがお家に帰ってきた感じで過ごしてくれるような雰囲気づくりに努めています。

日々の生活に溶け込んでいく書道での学び

基本は週2回のうち、毛筆と鉛筆と交互に指導しています。コンクール前になると2回とも毛筆をしたりすることもあります。また、普段のお稽古以外で年に数回ですが、錬成会もあります。体育館や公民館などの広い場所をお借りして、朝から夕方まで、ひたすら練習するんですよ。教室主催の錬成会もありますし、本部主催で南龍先生に直接指導してもらえる錬成会もあります。

お稽古で練習をする課題は学年ごとで毎月変わります。基本は半紙に練習をしますが、試験課題が春と秋の2回あって、それは長い紙で稽古します。学校での提出課題やタイムスコンクール、書初めコンクール対策としても指導しています。
大人の方も熱心な方が多いです。大人は週1回なので、家での課題をお願いしています。展示会やコンクールもあるので、日々のお稽古が上達への第一歩です。

子どもたちには、字が書けたということだけではなく、今日一日、書道教室に来て何か一つできることが増えていってもらえたらなと。例えば、「道具をきれいに洗う」とか「紙がきれいに折れた」など、なんでもいいのですが、それがお家へ帰って洗濯物がきれいに畳めるようになったり、掃除できるようになったりと少しずつ何かに活かしてくれたらいいなと思います。そういった喜びをできるだけ感じてもらいたいですね。

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